ゴミ屋敷片付けガイド

ゴミ屋敷とは

ゴミ屋敷とはその名前の通り、「自宅のほとんどがゴミで覆われてしまっている状態の家」のことを指します。
居室内だけにゴミが溜まっているならまだしも、ゴミが完全に自宅の敷地からはみ出してしまっているケースもあります。
長時間放置されてしまったゴミは悪臭が発生したり、害虫を誘引してしまい、周辺住民とのトラブルに発展したり、いたずらによる放火や不審火で火災が発生してしまったり、多くの問題を引き起こす要因となるので早急な解決が必要となります。

ゴミ屋敷になってしまう原因

心理的原因

  • 片付けが苦手、片付けたいけど何から始めれば良いか分からない。
  • 散らかっていても抵抗を感じない、最低限の生活空間があればゴミだらけでも気にならない。
  • 「まだ使える」「いつか使うかも」など勿体ないと思ってしまう。
  • 孤独感から周りに多くの物を置いてしまう。
  • 自己防衛、喪失感、愛着心、罪悪感。
  • 精神疾患に近いが医学的に疾患と正式に認定されてない場合。

身体的原因

  • 高齢で足腰が弱くなってしまった。
  • 老化による筋力、体力の低下。
  • ケガ
  • 病気
  • 身体障害

時間的原因

  • 多忙で片付ける時間が無い。
  • 収入が低く、とにかく働く事で手一杯。
  • 高収入だがその分仕事がハードで時間が無い。

医学的原因

  • 強迫的ホーディング、ホーディング障害、ためこみ障害
  • うつ病
  • 統合失調症
  • 認知症、アルツハイマー
  • ADHD(注意欠陥障害、多動性障害)
  • 自閉スペクトラム症
  • パーソナリティ障害
  • アルコール依存症
  • セルフネグレクト

ゴミ屋敷がもたらす問題点

害虫、害獣の発生

多くのゴミが溜まり、生ゴミなどを放置するとゴキブリ、ハエ、ダニ、ノミ、ネズミなどの害虫、害獣が発生します。

悪臭

食べかけ、飲みかけの食料品や過剰にストックされた食料品などが適切に処理されずに腐ったり、換気の悪い掃除のされてない所にはカビが発生し、害虫、害獣の糞尿などで色々な物が腐り、それらが原因で悪臭が発生します。

火災

ゴミをため込んでしまう事で、コンセントがゴミに埋もれたり、電気とホコリの摩擦によって起こるトラッキング現象、ネズミがケーブル類をかじったり、などで火災の発生リスクが上がってしまします。

近隣住人とのトラブル

家の中では納まりきらず外にゴミが出てしまう事で、景観を損ねたり、不法投棄を誘発したりします。
悪臭が外にまで漏れ出たり、ゴキブリやハエ、ネズミなどの害虫、害獣の被害など近隣住民にとっては多大な苦痛とストレスになります。
そしてそれらを迷惑に感じトラブルを引き起こしてしまうのです。

健康被害

害虫、害獣、ホコリ、カビなどが発生する事でアレルギーや喘息、発疹、さまざまな感染症の原因にもなるので健康に悪影響を及ぼします。

その他の問題点

  • 物を無くす。
  • 家族間のトラブル。
  • 引越しなどの退去時に通常より費用がかかる。
  • 経済的な負担
  • 精神的な負担

ゴミ屋敷の片付け方

事前準備

服装

まずは怪我なく安全に片付けるために服装を整えましょう。軍手、動きやすく、汚れてもよい服、マスク、スリッパ、厚手の靴下等を身につけて露出を少なくすることがポイントです。

片付け作業をする為に用意するもの

ゴミ袋
自治体指定のものがあれば選びます。大きすぎるとゴミを入れたときに運搬しにくいので、45〜70リットル程度がよいでしょう。

ダンボール
ダンボールも大きすぎると重くなり、運ぶのが難しくなってしまいます。120サイズを多めに、大きい物用に160サイズもいくつか用意しておくと便利です。

ガムテープ
布でもクラフトタイプでもどちらのテープでも構いません。

ハサミやカッターナイフ
切れ味のよいものを人数分用意しておくとよいでしょう。

油性マジックペン
ダンボールに何を入れたか分からなくならないように書いておきます。

スケジュールを決める

片付け作業を行う時に最も大事にしたいことは、スケジュールを立てることです。ノープランで開始してしまうとダラダラと長引く可能性があるため、結果的に片付けを中途半端に放置してしまう恐れがあります。

そこでまず決めることは「いつまでに終わらせるか」という終了予定日の設定です。ごみの量や片付けに携わる人数によってかかる時間が変わりますので、無理のない作業期間を設けます。

入り口から片付ける

作業を安全にかつ効率的に進めるためには動線の確保が必要です。まずは玄関から片づけましょう。玄関が片付いたら、玄関から部屋までの通路を確保するようにしましょう。通路を確保してから、部屋の清掃に移っていくことになります。

とにかく減らす

生活に必要最低限の物と、貴重品以外は基本的に処分する方向で進めます。 物が多すぎて、あれもこれもと取っておいた結果ゴミ屋敷になってしまったのですから、それらを捨てなければ解決することができません。

本当に必要なものだけを段ボールに分別して、迷わず捨てる。

状況に応じて

悪臭が発生してる場合や害虫が発生している場合などは適切に害虫駆除や消毒を行う必要が有ります。

ゴミ屋敷片付け作業が大変な時は

自分たちで作業をする方が費用的には安く抑えられます。しかし何年も溜めてしまったゴミを片付けるのは、至難の業です。自力での片付けが難しい状態になってしまうこともあります。

そんな時は専門業者に依頼をするのがおすすめです。

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